毎月かかる通信費、少しでも安くなればうれしいですよね?
「CMで見かける格安SIMに乗り換えれば安くなるんだろうな」と思ってはいるけれど、どうも一歩が踏み出せない。
格安SIMは大手キャリアに比べ通信量が安く設定されています。
しかしながら、すべての人におすすめできるワケではありません。
「向いていない人」が格安SIMに乗り換えると、今より通信費が高くなってしまう可能性もありますよ!
この記事では、格安SIMへの乗り換えに向かない人をまとめています。
乗り換えてから後悔しないように最後まで読んでみてください!
格安SIMはなぜ安い?
格安SIMのCMを見れば「え!?今より3,000円も安くなるの?」と驚いてしまいますよね。
そんなに安くなるなんてなんか怪しい……と思ってしまうのも当然です。
格安SIMを提供する事業者(MVNO)は、通信設備を自社で所有していません。
docomoやau、ソフトバンクの通信設備を借りて運営しています。
そのため新たな設備投資やメンテナンスの必要がなく、店舗がなければ人件費も抑えられるため安くサービスを提供できるというわけです。
怪しくないと分かれば、すぐにでも格安SIMに乗り換えたいですよね?
でもちょっと待って!
格安SIMに向いていない人が安さにつられて乗り換えてしまうと後悔することがあります。
自分は格安SIMに向いているのか、いないのか、しっかりと確認してから乗り換えましょう!
格安SIMに向いていない人
あなたが下のような人の場合、格安SIMには向いていません。
それぞれ確認して、すべて当てはまるようなら格安SIMはあきらめましょう。
- 電話回線での通話を良くする
- 通信速度が安定していないと困る
- 手続きや設定は誰かにやってもらいたい
- キャリア決済をしたい
電話回線での通話を良くする
LINE通話やMessengerなど、インターネット回線を利用した通話ではなく、電話回線での通話をよくする人は格安SIMには向いていません。
格安SIMの事業では「5分かけ放題」「10分かけ放題」などの通話プランが多く、24時間かけ放題に対応している事業者も徐々に増えてきてはいますが、まだ一般的ではありません。
24時間かけ放題のプランに加入せずに電話回線で長時間の通話をした場合、とんでもない料金が請求されます。
通信速度が安定していないと困る
「外回り中にナビとして使用する」「屋外でライブ配信をする」といった使い方をする方は、格安SIMには向いていません。
格安SIMの事業者は大手キャリアから通信設備を借りて運営しています。
そのため回線が混雑する場所や時間帯では、格安SIMの回線は不安定になることがあります。
せっかく安いプランで契約しても、自分に合った使い方ができないのでは意味がありませんよね。
手続きや設定はだれかにやってもらいたい
格安SIMの事業者の多くは実店舗を持たず、すべての手続きをオンラインで完結させることができます。
トラブルがあったときなども、電話や店舗で直接相談することができず、自分で原因を調べたりチャット機能で相談したりしなければなりません。
自分で手続きや設定をするのは嫌、だれかにやってもらいたいという方は大手キャリアのほうが安心ですね。
キャリア決済をしたい
電話の使用料と一緒に買い物などの支払いができるキャリア決済(「docomo払い」「auかんたん決済」など)は便利ですよね。
格安SIMに乗り換えると、ほとんどの場合でキャリア決済は使用できなくなるので、キャリア決済を利用したい人は格安SIMには向いていません。
中にはキャリア決済ができる格安SIMもありますが、使用できるショッピングサイトが限られるなど、大手キャリア決済と同じようには使うことはできません。
格安SIMでいけそうだなと思ったら
上記にまったく当てはまらない場合、あなたは「格安SIMに向いている人」です。
さっそく格安SIMに乗り換えてしまいましょう!
格安SIMへの乗り換え手順は以下の通りです。
- (同じスマホを使う場合)必要があればSIMロックの解除
- (今と同じ電話番号を使う場合)現在契約中のキャリアでMNP予約番号を発行してもらう
- 乗り換え先に申し込み
- 届いたSIMを差し込んで動作確認
必要があればSIMロックを解除
以前は契約した通信会社以外ではSIMカードが使えないように、ロックがかけてありました。
2021年10月以降に販売された端末ではSIMロックが原則禁止になっていて、古い端末でも無料でロックの解除ができるようになっています。
SIMロックがかかっているかどうかは、各端末の設定アプリで確認することができます。
iosの場合:「設定」⇒「一般」⇒「情報」⇒「SIMロック」
Androidの場合:「設定」⇒「端末情報」⇒「SIMカードの状態」⇒「ステータス」
確認できない場合は契約中の通信事業会社に連絡してください。
MNP予約番号の発行
MNP(携帯電話ナンバーポータビリティ)を利用すると、乗り換えた先でも同じ電話番号を使うことができます。
現在契約中の通信事業会社で予約番号を発行してもらいましょう。
予約番号の有効期限は最大で15日なので、発行されたらなるべく早く乗り換えの手続きを行ってください。
MNPで引き継げるのは電話番号のみです。
乗り換え先でキャリアメールを使用したい場合は、別途キャリアメール持ち運び(有料)手続きをする必要があります。
乗り換え先に申し込み
本人確認のできる各種証明書とクレジットカードを用意して、乗り換え先に申し込みをしましょう。
口座振替に対応している格安SIMもありますが、ほとんどの場合クレジットカード払いになります。
使用するスマホが新しいSIMに対応しているかを忘れずに確認しましょう!
申し込みが完了すると新しいSIMカードが送られてきます。
新しいSIMカードは早いところで翌日、遅いところでも1週間以内には届くようです。
動作確認
新しいSIMカードが届いたら、手持ちのスマホに差し込んで動作確認をしましょう。
Wi-Fiをオフにして、モバイル回線で通話やアプリが正常に動くか確認してください。
動作におかしなところがある場合は、乗り換え先の通信事業会社に連絡します。
【まとめ】格安SIMに向いていない人もいる
通信費を安く抑えたいときに、格安SIMへの乗り換えを検討しますよね。
ですが「格安SIMへの乗り換えに向いていない人」はいます。
ネット回線の通話より電話回線での通話がメイン、手続きや設定は誰かにやってもらいたいという方は、格安SIMに乗り換えると後悔してしまうことも。
この記事で「向いていない人」にすべて当てはまった方は、プランの見直しなど別の方法で通信費を下げられないか考えてみましょう!